ごあいさつ

子どもの歌は、さまざまな可能性を秘めています。

皆で声を合わせることを楽しむ歌。
仲間づくりやルールを知るための歌。
子どもたちが言えずに心に抱えている気持ちを代弁する歌。
そして、深く考えたり共感したりした児童文学を歌う歌。
本物の魅力に触れる事ができる縮小版オペラ。

楽しいだけでなく、様々な力をもった音楽を皆様と共有できたら嬉しく思います。

クラスや授業での取り組みのご様子、子どもたちの反応等をぜひ教えてください。
今後の楽曲にエキスを生かしていく事ができます。

また、大人や大人に近づいた方々のために、混声四部合唱楽譜のご紹介しています。

歌うことが大好きなみなさまと、たくさんの音楽を共有できたらこれに勝る喜びはありません。

作曲家 櫻井よし乃

 

 

混声四部合唱 “Stille Nacht” (きよしこのよる)

クリスマスの名曲「きよしこの夜」は、今から約200年前、1818年に作られました。

シンプルな混声四部合唱をお楽しみいただけるように編曲しました。Solo or Soliはソプラノやテノールで、またはフルートなどで演奏しても素敵です。

原典に敬意を表して、元のドイツ語歌詞(モール作詞、今歌われているものと少し違う)をつけていますが、お好みで英語・日本語、現代のドイツ語歌詞に変えてどうぞ♪

 

 

PDFでのダウンロードのほか、Piascoreのアプリで開くこともできます。
楽譜のダウンロードはこちら

 

 

<参考音源>コンピュータ生成です。歌声が聞こえるわけではありません。

もうすぐ2年生

まどみちお作詞、山本直純作曲の「1年生になったら」という名曲がありますが、1年生の終わりに1年を振り返って新しい年への幕開けを感じさせる歌がほしいと思っていました。
 
歌いながら、こんなことがあったな、こんなことを頑張ったな、こんなことができるようになったな、と「偉かった自分」をたくさん見つけて、新しい1年へのパワーにしてくれたらいいな、と願っています。
 
 

楽譜のダウンロードはこちら

 
さくらのさく中 かけてゆく
あたらしい ともだち
せなかの ピカピカ ランドセル
むちゅうで おいかけた

  せみのなきごえ 小とりのこえ
  みどりに つつまれて
  さわやかな風が ふきぬける
  なつは 山のくらし

青空めざして のびている
いちょうは こがねいろ
きたかぜに クルクルとばされ
どこまで いくのかな

  こなゆき しんしん ふっている
  さむい ふゆのごごも
  たくさんつもれと ねがってる
  ゆきで あそびたいね

はるいろの風が ふいてきた
もうすぐ2年生
 

 

混声四部合唱「この道」

 山田耕筰は、日本人としてはごく初期にドイツ留学した音楽家のひとりで、その研鑽ぶりは厳格な作風から読み取ることができると思います。
 その和声を、揺れるアカシアの枝や流れる雲をイメージしながら柔らかいニュアンスに変えたらどうなるのだろう、と想像しながら編曲したのがこの混声四部版です。

 節と節をつなぐソロは声種を明記していますが、団のメンバー構成に合わせて自由に変更してくださって構いません。
 練習ごとに一人ずつソロを体験したりするのも面白いかもしれません。思わぬ美声に出会えるかも!

 北原白秋と山田耕筰というゴールデンコンビの美しい歌曲を、合唱団のメンバーで楽しんでいただければ幸いです。

 

PiaScoreアプリでの表示だけでなく、PDFでのダウンロードも可能です。
楽譜のダウンロードはこちら

 

 

 


 

 

 

 

 

(2017.6.4 Öffentlich)

本番前には、これ歌え

客席のマナー、気になる方が多いみたいですね。
(私は、環境音も生演奏の一部と考えていて、あまり気にしないのですが)

せっかくの演奏会なのですから、ステージが始まる前の注意喚起も音楽でしたらどうかしら?と、ずっと考えていました。
こんな曲を歌って、合唱のステージを始めるのはいかがでしょうか。

 

 

 「本番前には、これ歌え」  櫻井よし乃/作詞・作曲

  幕をあけるまえに 少しお願いしたいことが
  すべての皆さまが 快適にすごせるように
  携帯電話のスイッチを 切ってください
  素敵なステージに 電子音がかぶらないように
  アメのかわをむく音 プログラムをめくる音
  かばんをゴソゴソする音は 周りは気になるの
  ひそひそ話しも目立つのよ 
  帰り道でゆっくり話してね
  お・ね・が・い

 

 

楽譜のダウンロードはこちらからどうぞ。
(無料です♪)
楽譜のダウンロードはこちら

 

 

 

1 2 3 13