ハンドベル「神は我がやぐら」
同声二部合唱「村はづれの歌」
「右は越後へ行く北の道 左は木曽へ行く中仙道」
信州軽井沢の追分宿のはずれ、分去れと呼ばれる場所が、越後に続く北国街道と、京都に通じる中仙道の分岐点になります。(参考サイトはここをクリックしてごらんください)
創作意欲を掻き立てるなにか、または、創作に疲れた心を癒すなにかがあるのでしょうか。この近くには、小説家や詩人が利用した油屋旅館があり、堀辰雄が暮らした家があります。立原道造は、この堀辰雄の軽井沢の家を訪ねた事があるようです。
この分去れに立つと、京都や越後までこの道が続いているということが、なんだか信じられない気持ちになります。
立原道造は、何を思ったのでしょうか。
児童合唱用として作曲しましたが、同声二部合唱として歌っていただけます。
「夏の旅」より
1. 村はづれの歌 立原道造/詩
咲いてゐるのは みやこぐさ と
指に摘んで 光にすかして教へてくれた――
右は越後へ行く北の道
左は木曾へ行く中仙道
私たちはきれいな雨あがりの夕方に ぼんやり空を眺めて佇んでゐた
さうして 夕やけを背にしてまつすぐと行けば 私のみすぼらしい故里の町
馬頭観世音の叢に 私たちは生れてはじめて言葉をなくして立つてゐた
みんなで歌うオペレッタ「こうもり」
本場ウィーンでは年末年始恒例の演目、ヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」は、ただ見ているだけでももちろん楽しい!
楽しいけれど、けっこう喋るのですよ、ドイツ語で。オペレッタだから。
もちろん、あらすじを読んでから劇場に向かう方は多いと思いますが、今歌っているのはどんな内容の曲なのか、この曲間ではどんなことを喋っているのか分かったら、もっともっと楽しめるはず。
というわけで、半ば自分のためにこのオペレッタを「だれでも歌える」シリーズにしました。
主要なアリアを取り出してコンパクトに編曲、日本語の歌詞をつけ、ストーリーはナレーションが説明、全体で30分ほどになるように再構成してあります。
縮小したアリアは、6歳の子どもでも楽しんで歌えました。
アイゼンシュタインとロザリンデ、ブリントが掛け合う「この人じゃダメ」も、ちゃんと3つのパートに分かれて歌えましたよ。
お一人で歌う場合は、好きな配役のパートをどうぞ。
iPhoneでアプリを探して、1人多重録音するのも面白いかもしれませんし、歌好きのお仲間で集まって役に分かれて歌ってもきっと楽しいです。それぞれの楽しみ方を見つけてくださいね。
合唱団などで歌うことを少しでも楽しんでいる方々には、オペラやオペレッタもちょこっと歌ってみてもらいたいです。舞台を見に行くだけでは得られない喜びや楽しさが、そこにきっとありますから。
★ひとまず、台本と第一幕のみアップします。続きは近日中に♪
(楽譜をプレビューした時に文字化けしたり歌詞が表示されないことがありますが、
ダウンロードすれば、きちんと表示されますのでご安心ください)