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みんなでオペラを歌おう!

 「みんなで歌うオペラ」「子どもが歌うオペラ」シリーズは、もともと子どもたちの為に編曲しました。本来ソリストが1人で歌うアリアも大勢の子どもたちが一緒に歌うことを想定して編曲・再構成しています。

 プロが歌うアリアは子どもには難しすぎるのでは?とお思いかもしれませんが、子どもは本物を見抜く力があります。百年以上も愛され続けているオペラの魅力に取り付かれ、「子ども向けに作られた曲」よりも楽しんで歌っている姿には、本当に驚かされるのです。

 その後、大人の方にも「オペラを歌ってみたいけれど外国語の歌詞が。。。とにかく長くて。。。音が高くて。。。」と躊躇しておられる方がいらっしゃる事を知りました。
 それで、この編曲を子どもたちのためだけのものにしておくのはもったいない!と、大人の方々にも歌っていただけるようにしました。

 「みんなで歌うオペラ」「子どもが歌うオペラ」のシリーズは、6歳から大人まで、楽しく歌ってオペラの世界を体験する事ができます。小さな子どもたちが自分自身で歌って楽しみながらオペラのストーリーや名曲に親しんでくれたら嬉しいです。
 そして、「このオペラ、そういえば歌ったな。舞台を観てみようかな?」と思ってくれる日が来たなら、これほどの喜びはありません。

みんなで歌うオペラ「魔笛」

 みんなで歌うオペラ「魔笛」は、役名が入っているアリアもありますが、是非どの曲も大勢で歌ってください。あのオペラ歌手が歌った曲を歌える!という喜びは大人でも楽しいものです。
 もちろん、お一人で朗々と歌うのもまた盛り上がります。
 台詞は、それっぽい衣装を着たり、ちょっとした小道具を持ったりして役になりきるのもいいですし、ナレーターのように淡々と読むも、ストーリーの把握にはまたよいものです。

 初演時にフルート奏者の共演がありましたので、一部フルート付きの編曲になっています。フルートを入れられない場合には、ピアノ伴奏を工夫されることをおすすめいたします。また、フルートとピアノだけの演奏と、イングリッシュ・ハンドベルの演奏に関しましては、この歌集には掲載しておりません。

 6歳から大人まで、楽しく歌ってオペラの世界を体験する事ができます。小さな子どもたちが自分自身で歌って楽しみながらオペラのストーリーや名曲に親しんでくれたら嬉しいです。
そして、大人になって「このオペラ、子どものころに歌ったな。舞台を観てみようかな?」と思ってくれる日が来たなら、これほどの喜びはありません。



楽譜のダウンロードは、下のアイコンをクリックしてどうぞ。

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 みんなで歌うオペラ「魔笛」
    W.A.モーツアルト/作曲
    E.シカネーダー/台本
    櫻井よし乃/編曲・翻訳・再構成

 1.だれか助けて
 2.私は鳥さし
 3.なんと美しい
 4.その通りにするのです
 5.心に愛をもつ人は
 6.ここに憎しみはない
 7.パパパのアリア
 8.試練を乗り越えて
 9.フィナーレ

 

1分で読む「アイーダ」

■あらすじ

 エジプトの誇り高い王女アムネリスは、将校ラメダスを愛しているが、ラメダスは奴隷のアイーダと愛し合っている。エジプト王は、エチオピアを迎え撃つ指揮官にラメダスを任命する。実は、エチオピアの王女であるアイーダは、父と恋人の間に立ち、苦しんでいる。
 戦いは、エジプトの勝利に終わる。敗れたエチオピア王アモナズロは、娘アイーダを使って復讐することを思いつく。アイーダは、父アモナズロの言いつけで、ラメダスからエジプト軍の動向を聞き出す。
 ところが、その現場を目撃したアムネリスは、ラメダスを捕らえる。アイーダとアモナズロは逃げ出す。
 アムネリスは、捕らえたラメダスに、自分と結婚するならば命を助けると掛け合うが、ラメダスは受け入れない。その結果、ラメダスは地下牢に生き埋めにされることになる。
 ラメダスが向かった地下牢には、先回りしたアイーダが待っていた。
 天国で結ばれることを祈りながら、ラメダスとアイーダは息絶える。アムネリスは、神殿でラメダスの冥福を静かに祈る。


■データバンク

   原題:Aida
   作曲者:ヴェルディ
   作曲年:1870年
   台本:アントーニオ・ギスランツォーニ
   初演:1871年12月 カイロ オペラ座


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