合唱の導入にぴったりの「かさねておいかけて」は、斉唱がメインになった曲ですが、途中で輪唱（おいかけて）が合唱（かさねて）がほんの少し入ります。ハーモニー感をちょこっと味わいたい、合唱導入期におすすめの一曲です。
対旋律は、メインパートから自然に降下していくので無理なく歌えるはずですが、もしうまくいかない場合には、メインパートの事はしばらく忘れて、最初から対旋律の部分をメインのようにして歌ってみてください。何度も歌って体にしみ込んだ頃、２部に分かれれば、きっと上手くいくはずです。
合唱の導入のためのお楽しみソングですから、完璧にハモれなくても雰囲気を楽しみながら歌っていただけたらうれしいです。下のパートは先生が歌ってあげてもいいですね♪
きらびやかなイルミネーション、サンタクロースのプレゼント、恋人同士の楽しいひととき。
そんな物とは違う、本当のクリスマスの意味を思う時、この現代において「クリスマスの贈り物」とは何だろうと考えさせられます。
今食べる物さえない人たち、住む所を失った人たち、大切な人を見送った人たち…
遠い外国だけのことだけではなく、この日本でも住む所を追われ避難生活を余儀なくされている人たち、援助を得る事なく餓死する人たちがいます。
小さな子どもたちができる事は限られているかもしれないけれど、「私たちにできることはなんだろう」と考え、お祈りすることができたら。子どもたちにとっては楽しいクリスマスだけれども、この歌がそんな事を考えるきっかけになれば幸いです。
世界中の人が、たとえ一瞬であっても、暖かい気持ちが持てるクリスマスとなりますように。
「小さなおくりもの」 櫻井よし乃／作詞
わたしのおくりもの とても小さなおくりもの
おささげします 心をこめて
光る星を集めても 海の砂を集めても
この思いを伝えるには とてもたりない
わたしのおくりもの どうぞおつかいください
だれかのために だれかのために
この曲を作る時、「ブレーメンの音楽隊」を歌にしたい！よし、ブレーメンに行ってみよう！と、ブレーメンまで出かけたのでした。
本当に素敵な街で、もう一度ゆっくり行きたい所のひとつです。飼い主に虐げられた動物たちが「ブレーメンへ行こう！」と思うのも納得できる街でした。
でも、よぉく考えたら、この動物たちはブレーメンに到着していないんですよね。その手前で、居心地の良い場所が見つかったので。
「ブレーメンの音楽隊」は、シングルエイジが大好きな「くりかえしのある曲」です。同じメロディのくりかえしを、いかに気持ちを変えて歌うか。ロバになったり犬になったりしながら楽しんでください。
そして、唯一強弱記号のある「すてきだね」の歌詞の所は、みんなで強弱の変化をつけてもいいし、人数の変化で強弱をつけてみるのもきっと面白いと思います。
「それなら！」や「あそこに〜」や最後の動物たちの鳴き声は、振りをつけても楽しそうです。
また、ブレーメンの音楽隊の劇に合わせて、歌を部分的に使用することも構いません。
この曲は、「コーア・オペレッテ」というジャンルで作曲しています。
「コーア・オペレッテ」とは、櫻井による造語で、歌と短いせりふによって進められる音楽劇のことです。
「音楽劇」「せりふ」といっても、お芝居をするわけではなく、歌の間にみんなで言う短い言葉が挟まっている形式です。
自由な発想で、楽しく歌ってください。
楽譜をプレビューした時に文字化けしたり歌詞が表示されないことがありますが、
ダウンロードするときちんと表示されますのでご安心ください。