粒谷区合唱団から、「大人の」アンパンマンのマーチを、との委嘱を受け混声三部合唱に編曲しました。
アンパンマンが、どんなに顔をちぎって食べさせても、闘いの中で顔が汚れて力が出なくても、彼にはジャムおじさんがいます。ジャムおじさんに新しい顔をもらって、アンパンマンはパワーを復活させることができる。再び正義のために闘うことができる。
ジャムおじさんの存在は大きいなぁと思います。
毎日色々な事がおこるけれど、「音楽」という新しい顔を得ることができる素晴らしい世界に住んでいること、その音楽を共に楽しむ仲間がいることに心から感謝します。
初演：粒谷区合唱団 第2回定期演奏会
2016年1月23日土曜日 かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
美しい声のことを「金色の糸」と表現する合唱指導があります。
空にすっと金色の糸が伸びていくイメージ、と指導の先生はおっしゃっていました。
そのイメージで、シンプルな二部合唱を作りました。
最初はおいかけ歌い。
二分音符をしっかり伸ばして、自分の声に相手パートのメロディが乗っかってくるのを楽しみます。
後半は美しくハモります。
子どもたちと歌うのなら、後半は斉唱にすると安心して歌えます。
また、シングルエイジの場合にはちょっと音が高いかもしれないので、３度下げたバージョンも同梱してあります。
低い方で練習して、上手に歌えるようになったらオリジナルの楽譜で歌ってみるのもいいかもしれません。
第２次世界大戦で、世界のあれだけ多くの人が亡くなったにもかかわらず
人類は今でも戦いをやめてはいません。
いつになったら私たちは平和を手に入れる事ができるのでしょうか。
混声四部合唱（アカペラ）でかいてみました。
世界中の人に、平和と平安が訪れるように願いを込めて。
「この願いはどこへ」 櫻井よし乃
子どもたちの泣き声 兵士たちの靴音
遠い場所でなく 今 ここに響く
どんなに平和を求めても
戦いは 終わらない
その武器は いつ使うの？
その引き金は いつ引くの？
（すぐに）
言葉にならない この願いは
どこへゆくの？
＜サンプル音源＞
★コンピュータ自動生成。歌声は入っていません。
与謝野晶子の情熱的な短歌を混声四部合唱にしました。
「雛罌粟」はポピーのことですが、「雛罌粟」というフランス語の響きは、英語の「ポピー」とも、日本の「ひなげし」とも違う、まるで別の花のような印象があります。
与謝野晶子の情熱が、そのまま言葉になっている印象です。
ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す
君も雛罌粟 われも雛罌粟
（与謝野晶子）
楽譜をプレビューした時に文字化けしている事があるようですが、
ダウンロードするときちんと表示されますのでご安心ください。