合唱の導入にぴったりの「かさねておいかけて」は、斉唱がメインになった曲ですが、途中で輪唱（おいかけて）が合唱（かさねて）がほんの少し入ります。ハーモニー感をちょこっと味わいたい、合唱導入期におすすめの一曲です。
対旋律は、メインパートから自然に降下していくので無理なく歌えるはずですが、もしうまくいかない場合には、メインパートの事はしばらく忘れて、最初から対旋律の部分をメインのようにして歌ってみてください。何度も歌って体にしみ込んだ頃、２部に分かれれば、きっと上手くいくはずです。
合唱の導入のためのお楽しみソングですから、完璧にハモれなくても雰囲気を楽しみながら歌っていただけたらうれしいです。下のパートは先生が歌ってあげてもいいですね♪
自分で選んだ道を歩くのは、時には辛い時もあります。
でも、イバラのトゲに道を閉ざされても、照りつけ る太陽に乾いても、自分の道をつらぬく強さを持った子どもたちを 育てていきたいと願うのです。
この曲が、そんな子どもたちへのエールになったら幸いです。
同声二部合唱です。
“Seed” 櫻井よし乃／作詞
ずっと夢見てた あの宝物が
手に入るその時 ふいに見失う
指の間を すり抜けてゆくように
つかみ取れなくて もどかしい思いばかり
いつかは叶う そう信じていても
暗闇の中では 心ゆれるけど
小さな夢も 胸に秘めた望みも
誰にも気づかれず そっと育てていきたい
たとえイバラのトゲに 行く手をさえぎられても
たとえ照りつける太陽に 乾ききっても
けしてあきらめることなく
信じた道を進む
希望の小さな種を 今 育てている